喪女の奇妙な冒険

負けるな!Eランク人間!

I want to be respected

先日、友人とカラオケに行きでかい画面でイケメンを拝んだ。終電間際に帰宅しようと歩いていたら、ロータリーにて"言い値バー"という怪しげなものを発見した。バーってお前、ブルーシートにダンボールの看板出してるだけじゃないか。恐らく身内でよく飲んでいて、その延長でそういうノリになったのだろう。相変わらずこの町は自由だ。その実態が気にはなったものの、その日は通り過ぎて帰宅した。

 

続いて今日の話である。KSな飲み会に2500円課金してしまったことを後悔しながら帰路に着く。自分のコミュニケーション能力がとてつもなく低いことに落ち込んでいたら、駅についたところで友人と遭遇した。ネットで出会ったやつで、かなりご近所さんなのでたまに遭遇することがあり、その度に談笑したり一緒にタバコを吸ったり私がこっそり盗撮をしたりしているような間柄である。「お〜〜、久しぶりやなあ。」相変わらずのテンションだ。このエセ関西人め。「あ、最近俺が何してるか見て行く?」無職なんだからまず職探しをしてほしいものである。「もうすぐで始まるんやけどな、最近そこで言い値バーってやつ始めたんや。俺がマスター。」……………………お前かい!!!!!!!!!マスターて。ブルーシートにダンボールの看板乗っけてるだけやないかい。マスターて。完全に言い値で、1円でも100円でも酒を出しているらしい。鏡月のボトルを抱えた彼の説明を聞いて大爆笑する。「それ儲け出なくない?」と尋ねたら「そんなん出ないから面白いんやろ。」と返された。いや、無職なんだからお金を稼ぐ方法を考えろよ。アホなのだろうか。恐らくこいつはこの先しばらく金の収支とは程遠いところで生活するんだろう。私が持っている普通のものさしで測ってしまえば、こういう生活は社会的に認められたものではない。が、少し羨ましい気もした。こういう面白い人間がいることで、私のような人間の生活は豊かになるのだ。悔しい話である。相変わらず変なこと思いつくな。ちなみに初めて会ったときは「そこら辺の公園で酒でも飲んで殺し合いましょう。」という名目で会った。結局2人とも生きてるけど。その次に会ったときはそいつが陰毛を全剃りするのを爆笑しながら眺めていた。こうやって思い返して文章にしてみると本格的に意味不明だ。いつか1杯1000円とかで飲みに行こう。などと思った。今日はウケる〜〜と言ってそのまま直帰してしまったので…。お前のおかげで今日という日はプラマイプラスだぜ。ありがとな。おわり。