君と遊んでた猫はまだ元気にしてる？

久々にお酒を飲んだら店に傘を忘れた。お気に入りのビニ傘だった。バイト先でもらってきたやつで、持ち手が黒くて三角の個人的ビニ傘番付ナンバーワンのやつだった。超綺麗だったのに。まあ降ってないからいいかと思って歩いてたらめちゃくちゃ降ってきてムカついた。貴様俺の心を読んでやがるな？許さないかんな？私は橋本環奈ではない。結局友達が傘をくれた。壊れた傘。「折れてるけど差せるから大丈夫。」と言われた。差した瞬間暴風で傘は吹っ飛んだ。吹っ飛んだと言っても私の手元から、ではなく傘の骨組みが全て、吹っ飛んだのである。めちゃくちゃだ。しかし差してみると案外めちゃくちゃになった骨組みの上にビニールは漂ってくれる。これは傘だ。傘の機能を果たしている。これは傘だ。そういうわけで今も私は傘を持って歩いている。処分するのめちゃくちゃめんどくせ〜〜。嘘です。ちゃんと使う。たぶん。そういえば友達が作った曲に君がくれた傘っていう曲がありますね。失恋ソング。傘の歌なのに失恋ソング。アーチストの考えることは難しいです。君がくれた傘を今も僕はまだ持ってるけど、君は忘れてるよね。そんな曲です。おわり。